昨今の古着市場について
もしアナタが古着バイヤーとしてのお仕事を始めるとなった場合に、気になるのは古着を扱うこの市場が今どういう状況なのかという事だと思います。
これから始めてみたとしても、あまり盛り上がりが無くて地味な市場だとしたら大きな利益は見込めないんじゃないかと心配になってしまいますよね。
ですから、ここでは今現在、古着市場がどういう状況にあるのかという事に関してを皆さんにお伝えしていきたいと思います。
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静脈産業への注目
産業というのは、製品をうみだす「動脈産業」と呼ばれるものと、それに反して、廃棄物の回収をする「静脈産業」とかあります。
大きの企業はこのうち「動脈産業」の部分に目をつけて、商品の開発や、新しい事業という部分に対して成長を促しているのが現状だと思います。
言い方は難しいですが、後ろ向きな感じのする「静脈産業」という部分はあまり光の当たらない産業だったと言えるような状況でした。
しかし、これまで脚光を浴びる事の少なかったこの「静脈産業」という部分が、これから社会に求められる循環型社会に適応していくという流れがあります。
業界や消費者の意識
今はコロナの影響もあり、こうした静脈産業、中古販売という市場が取りざたされているように感じるかもしれません。
しかし、小売業界の幹部を対象にしたアンケートの結果として、62%の幹部が消費者はすでに中古販売市場に参入していると述べていたり、42%は中古販売は今後5年間でビジネスの根幹を占めてくるという回答をしているという事実があります。
さらには3人に1人は中古販売が小売業界においては当たり前になると感じているのです。
また、消費者においても、古着屋などで古くなったブランド服を買いたいという考えや、店頭で新品と同じようにブランドものの古着が売られていたら古着を解体という考えをもっているようです。
こうした消費者のリサイクルへの意向の動きがあるのが現実となっており、古着市場においても強い追い風となってきているのです。
古着市場はこれから
まさに今、古着市場は盛り上がりを見せているといって間違いはないと思います。
そして、その勢いはこれからさらに加速するものとみられているようです。
こうした業界にいち早く目をつけて、画期的な流通の流れを生み出しているのが私たち古着バイヤーと呼ばれる仕事をしているものです。
これから新規事業を開拓したいと考えている人も、古着市場というのは目を背ける事の出来ない市場であるという事が言えるのではないでしょうか。
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